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・日本を取りまく環境【1要約】
・日本を取りまく環境【2資料】
・日本を取りまく環境【3補足】

・その後の状況

・中国の大気汚染

  日本を取りまく環境 【1-要約】


1.産業革命と人口
世界人口の増加率は、産業革命前後で0.02%→2%と約100倍になった。
現在総人口は約66億人らしいが、70億人に近いかも知れない。

2.世界のエネルギー使用
石油は採算が悪化して、事実上30年後には枯渇する可能性がある。原子力や天然ガスは伸びるだろうが、やはり資源の枯渇が懸念される。当分石炭が主力になるので、CO2と煤煙が大問題となる。

3.世界の石炭採掘量
石炭は200年以上の可採年数とされている。
'00年頃中国は全体の35%を占めていたが、'10年頃には40%に近づく勢いである。

4.中国の石炭消費
中国の使用エネルギーの大半は石炭であり、家庭消費率が非常に大きい。
冬季暖房用に石炭が必需で、運搬中の貨車やトラックから盗んで暖房に供するらしい。

5.中国やモンゴルの炭鉱事故
多数の事故が発生して死者が増加しており(農民暴動にも発展している)、不良炭坑は'07年までに閉鎖の決定があった。今後は盗掘による不良品が市場に出回る可能性がある。

6.CO2濃度
産業革命時には280ppmだったが、現在は380ppmと35%増加している。'80年代までの濃度上昇は年平均1.3ppmだったが次第に高くなり、昨年あたりから2.2ppmと上昇が激しくなった。

7.海面上昇
温暖化で、南極やグリーンランドの棚氷及び氷河が融解することと海水が膨張して、海面が上昇する。海面上昇50cmで、日本では300万人に影響が出ると言われている。
8.黄砂
モンゴルや中国からの偏西風と気圧の配置による西北西からの気流に乗って、黄砂が西日本から関東まで襲来している。中国では砂漠化が進んでおり、被害の拡大が懸念される。

9.酸性雨
中国で発生した窒素・硫黄酸化物が雨や雪として裏日本を中心に降り注ぐ。特に冬季の雪は裏日本に蓄積するので、森林被害が懸念される。酸性雨はpH=4或いはpH=3以下になろうとしている。

10.廃水とゴミ
中国は膨大な量の廃水とゴミを河川に投棄しており、武漢・南京・上海では長江に投棄していると思われる。この廃水の養分が越前クラゲを育て、裏日本の海岸をプラスチックのゴミで埋めることになる。

11.日本の環境問題
(1)石油の枯渇により中国の石炭依存が高まりCO2が増加し、酸性雨と煤煙がもろに日本を襲う。
(2)温暖化による海面上昇で、都市部沿岸地帯の水没が懸念される。
(3)中国の砂漠拡大により、黄砂被害が激甚化してくる。
(4)廃水の養分により越前クラゲが巨大になり、プラスチックのゴミが裏日本の海岸に漂着する。

12.CO2濃度上昇と生物絶滅
生物の大量絶滅は繰り返し発生した事が確認されており、CO2濃度が900〜1000ppmにあったことが原因の一つらしく、最後の絶滅が起きた5400万年前もCO2濃度は900ppmだったらしい。
CO2濃度の上昇がこのまま続けば22世紀末には900ppmを超えると推定される。つまり5400万年間に濃度減少したものが今後200年間で元の濃度に戻り、生物大量絶滅が発生する可能性がある。
現在のCO2濃度増加は、過去減少の30万倍の変化になることを見逃してはならない。
例えれば、時速3mのカタツムリがジェット機に乗って奈落に突入しているのである。

13.中国の原子力発電所事故
もっとも恐ろしいのは、現在25基建設中で将来100基を計画すると言われている、中国沿岸部の原子力発電所の事故である。チェルノブイリの悪夢が偏西風に乗って日本を襲う危険性がある。


中国の環境は地球全体の環境を左右するので、今や全地球的な課題として取り組む必要がある。
◎ 基本的に、エネルギー利用を検討しなければならない
◎ 石油が戦後60数年の半分の寿命しかないことに留意しなければならない

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